2011年6月29日水曜日

未来の空想と美少女


遅刻しそうな朝。
母さんの用意した朝御飯も食べず、かばんを持って玄関を飛び出る。
全力疾走で通学路を駆けていくと、そこには少し見通しの悪いT字路。
そして僕は、食パンをくわえて急ぐ転校生の女の子とぶつかったんだ。

っていう妄想をたまにします。学園ものの妄想が大好きです。
とはいえ、この妄想ってのは、自分が考えたものじゃなくて、どっかでみたもの。
パンをくわえた美少女はやっぱりエヴァが起源だったりします。(他にも
あると思うけど、僕の場合は)

みんなの中にある「こんなことしてみたいな」っていう気持ちは、
実は映画とかマンガとかにものすごく影響をされていると思っています。

くじでたまたま好きな女の子と文化祭の実行委員になったり
赤いレーザートラップをくぐり抜けて宝石を盗んだり
首輪をつけてクラスメイトと殺し合いしたり

青春や冒険ってのは僕らの妄想と誰かが作ったフィクションの間にあるんだって思うのです。
そんな体験をリアルにできるエンタメが少しずつ作られてて、僕もそういうのを作ることにとてもあこがれます。

と同時に、未来の空想を作りたいなとも思う自分がいます。
僕がエヴァを見て、美少女転校生の妄想をしたように、僕の作品を見て、妄想してしまうようになった少年を夢見るのです。
だからいま、僕はシナリオというものにもう一度チャレンジしようとしているのです。

今の世界の「こんなことしてみたいな」が過去の作家たちによって作られたものだとしたら、
未来の世界の「こんなことしてみたいな」を僕は作ってみたいなと思うのです。

少し欲張りだけれど、「こんなことしてみたいな」を体験できるエンタメと「こんなことしてみたいな」を生み出すシナリオ、その2つを僕はとうぶんの目標にしてみたいなとおもっているのでした。
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