その長い長いトンネルからやっとこさ抜けられそうな気がしている。
そもそも、思考のスランプってなんだったんだろうって振り返ってみる。
それはたぶん、考えるという行為が楽しくなくなること、いやつまらなくなる現象なんだと思う。普通、アイデアを出す職に就く人というのは考えること自体が好きなのだ。じゃなきゃやってられない。なのに、考えている時間はつまらないし、考える行為に及ぼうともおもわない、そんな時期のことをいうんだと思う。
今回抜け出せたのは、ひとつは「このイベントやって、僕どうしたいんだろう。このイベントで僕にとって一番大切なことってなんだろう」という根本的なところに立ち返れたことだと思う。
こうなったらいいなっていうシーンが思い浮かんで、そのためにはこういうふうに参加者に楽しんでもらおうっていうストーリーがある程度見えた。ストーリーが視えるととたんに楽しくなって、作業がものすごく進んだ。やっぱり未来は希望なのだ。
もうひとつは東急ハンズに行ったこと。フィールドワークっていうか、ある程度こうしたいなっていうイメージをもってハンズに行くと、これはこう使ったら面白くなりそうだとか、これならあのシーンに使えそうだなとかいろいろ“工夫”を思いつく。
それがまた、エネルギーになって僕を走らせる。東急ハンズと世界堂は本当に身近なブレストショップだと思った。
スランプだったのはそれだけが理由じゃないけれど、でも、考えることは自分を、そして人を喜ばせるためにすることなんだと改めて感じた1ヵ月なのでした。
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