2011年6月22日水曜日

僕の世界を拡張する窓

いつから扉ってのはできたんだろう。
高床式倉庫のころはあったんだろうか。
平城京や平安京にはあったんだろうか。

そんなことを小学生のときに考えたことがある。
そもそも、なんで玄関の鍵は締めないといけないんだろう。
別に、どろぼうなんか入ってこないよって思って、よく鍵を開けて出かけた。

扉は自分の家を内と外に分ける。
鍵は自分の世界を味方と敵に分ける。

扉とおんなじように、窓も世界を内と外に分ける。
扉を開けるという行為、窓を開けるという行為は世界を拡張する行為なんじゃないかって感じたのだ。拡張のメタファーに使えるんじゃないかって。

メイド喫茶の扉を開けたら、そこには、どんな人間もご主人様として受け入れられるルールの付け加えられた世界が広がる。
社会の窓を開けて出かけたら、そこには、開放感と羞恥心で満たされた世界が広がる。

明日からすこしドキドキしてみようと思うんだ。
ドアノブに手をかけた瞬間、その一瞬だけ、「この扉を開けたらどんな世界が拡がっているんだろう」と想像する。「覚悟はいいですか?」なんて張り紙を扉に見つけたら、そりゃもうなんか興奮しそうじゃないか。
そんなドキドキを感じてみようかと思うんだ。
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