2012年4月18日水曜日

春の風を感じたから、一番先にきみに見せたかった

スピッツの「とげまる」を聞きながら、自転車で中野に向かった。
2年間ずっと、同じ道を走ってきたけれど、3ヶ月ぶりのその道は、なんだか懐かしくて、でも、当たり前のようにも思えた。

通り過ぎる風はとてもあたたかくて、春なんだなって思った。
そっか、20代でこのあったかい春の風を感じるのも最後なんだなって思った。

なんだか最近うまくいかなくて、自分の中にもやもやがたまっていて、情けない毎日を送っていた。
ふと、友だちに電話してみた。一時間ぐらいずっと僕が話して、なんとなく自分の中で答えが出た気がした。
「余裕ないね、みよっこ」って言われて、「あぁ、余裕ないんだよ、俺」って会話をしたとき、はじめて、余裕ってなんなのか分かった気がした。


すこし、たくさんの人に会いすぎた。それはとてもステキなことだったけれど、すこし急ぎ過ぎたのかもしれない。
「誰か」のためではなく「君」のために僕は生きていたいから。なんとなくで人を呼ぶようなことは、しばらく控えようと思った。


僕という感覚は、絶えず流れている。
ひとりの人と話したい時もあれば、たくさんの人と出逢いたい時もある。
自分勝手になりたいと思ったり、ひとのために何かしたいと思ったり。
いままで、そういうのを「バランス」という言葉で片付けていたけれど、そんなことはもうやめにしようとおもった。


あした春が来たら、君に逢いにいこう。
大好きな大好きな、君に逢いにいこう。
夕立が晴れて、時が止まる場所を覚えてる。
そしたら戸惑った時と一緒に、君に逢いにいこう。

君に逢いにいこう。君に。