2011年1月22日土曜日

世界を変える魔法

ちょっとだけ大まじめに自分の未来について考えてみる。

「あなたの夢はなんですか?」

と聞かれたらなんて答えるだろう。ちょっと前の自分だったら、「え?夢ないの!かっこわる!」って思ってた気がする。男たるものでっかい夢と熱い想いを持ってないと!って思っていたから。
でも、今は少し違う。夢を持つことはかっこいいとおもうし、こう見えて松岡修造くらい熱いんだけど、でも、夢とかやりたいこととかそういう言葉を使わない。
それは、僕には大きすぎるというか、遠すぎるし、目標に向かってがむしゃらにっていう性格ではなくなってしまったからだと思っている。

それでも、もし自分に世界を変える魔法が使えたら、僕はどんな魔法を使いたいんだろうって考えてみたくなった。それは、最近いろんなところで、すごい人に出会って、やっぱり、こういう人たちと一緒に仕事をしてみたいと思う自分に嘘をつけなくなったから。おっきなこととは思わないけど、でも、もっと面白いことを面白い人達とやってたいなっていう野望はあるから。

「もし、世界を変える魔法が使えたら」

僕は、南国には雪を、砂漠には雨を、北国には飴を降らせたいって思った。喩えだけど。
なんか面白いことないかなっていう人がいる。毎日がつまらないという人がいる。でも、僕にとって世界は、「楽しいか」「楽しくないか」ではなく「楽しんだか」「楽しまなかったか」の2つに分かれると思うのだ。

例えば、ディズニーランドのアトラクションでの待ち時間。僕は待ち時間が大っきらいで、友だちと行っても「まだー、ねーまだー」って子供みたいにつまらそうにしていた。でも、一方では、成田空港の待合室で、飛行機を待ちながらDSのマリカーをみんなでやりながら、「いやーこのまま旅行いかなくても楽しいわー」って思ったこともあった。
どっちも待ってる時間、でも、一方はつまらなくて、一方は楽しい。それってさ、決して待ち時間がつまらないわけじゃなくて、待ち時間をどう過ごしたかに関係しているのだと。自分がどう振舞ったかなんだと。
だから、僕が使いたい魔法は、人が驚くような瞬間・人が誰かに伝えたくなるような驚きを作りだすことなのだ。

僕はそれを装置とNEWSと呼んでいる。
僕の作ったものに来てくれた人が僕の「装置」に出会う。そうすると、その人はそれに驚いたり、それを見て考えたり、動いたりする。そうすることで、その人の感情が揺さぶられる。楽しくなってくる。
その感情は誰かに伝えたくなる。そうして、僕の作った「装置」は彼らにとっての「NEWS=ネタ」となって、会話が生まれる。
驚きと会話が積み重なって、それがいつしか、想い出に変わっていく。楽しい楽しい思い出に変わっていく。

そんな装置やNEWSを世界にもっともっとみせびらかしたいんだと。
世界は楽しいんだぜ!世界は遊び場なんだぜ!みんな、もっともっと遊ぼうよ!てゆーかもっと遊んでよ!(ま、これが本音なんだけど)そんなことを感じて欲しいんだろうなと。
自分自身を観察すると見えてくる。


まだまだ未熟だし、経験もスキルもないし、てゆーか一体全体、何が作りたいのさ?ってはっきり言えないあたりが今の自分の弱みであるんだろうけれど、いいじゃないか。

弱みくらいあったっていいじゃないか。
完成してなくてもいいじゃないか。
途中だっていいじゃないか。

ゴールに辿り着くまではだれだってその途中にいるんだから。決まっていなきゃ夢すら語れないなんて、そんなの嫌だもの。なんかわかんないけど、もやっとやりたいことがあるんだよ!それはまだ、世の中にはないものだから、まだまだもやっとしてるんだよ!なんか文句ある!?



ってくらい開き直って、今日は久しぶりに自分をさらけ出してみたのでした。
たぶん、自分ひとりじゃどうにもならない。「え?それってこういうことじゃないの?」とか「これやってみたら?」とか「これ一緒にやってみない?」とか。そういう人とのかかわりの中できっと形作られていくだろうなって思うから、今はただひたすらに、声をかけてくれる人を大切にして、自分の出来る精一杯をやることが最優先じゃないのかなって思うのでした。



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