ぼくの夏が終わる
やり残したことはあっただろうか
伝え忘れたことはないだろうか
遠くにあったものは今は近くにあって
近くいにあったものがいつのまにか遠くに行っていた
世界はすごく微妙なバランスで進んでいて
だから今のぼくにはどうすることもできない
どうしたらいいのかわからない
この速度を保ったまま理想の世界へ歩むのか
方向を変えて自分の世界に戻るのか
決めても決めてもぼくを惑わせてくる
プリズムの中に永遠に閉じこめられた光のように
僕は屈折しながら世界を放浪している
行き先のない世界を
それでも僕はもう黙っていられない
世界が僕にやさしくないのなら
いっそ世界を諦めてしまおうとおもったけれど
世界が僕にやさしくないのなら
僕はもっと世界にやさしくしてやろうとおもった
世界が振り向いてしまうくらいに
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