2011年5月28日土曜日

反省会USTの反省会:その3

せっかく川田さんとUSTしてるのに、全くもって川田さんの話題を出せていない。いや、いろいろ思いついたのは川田さんと話せたおかげだから、文面の奥にはでてるんだけど。
ま、いいや、続けてみよう。
その1はこちらhttp://miyocco.blogspot.com/2011/05/ust.html?spref=tw
その2はこちらhttp://miyocco.blogspot.com/2011/05/ust2.html?spref=tw
アメリカ人と日本人
ARGもゲーミフィケーションも昔っからあったことなんだよね。それをアメリカ人は言葉にして、あたかも新しいようなものとしてプレゼンするのがうまいって川田さんが言ってた。
そっから始まった話。

アメリカ人が驚くマジックと日本人が驚くマジックは違う(ヒロキ)
ETを見てて、なんでそこで外人が笑うのかわからなかった(川田さん)
いわゆるアメリカARGは日本人には受け入れられない(ぼく)

全部違うこと言ってるんだけど、全部同じこと言ってるの。つまり、アメリカ人と日本人のツボは違うから、向こうではやったものをこっちに輸入するときは、日本人に合う形にローカライズさせないとダメってこと。
結果をみるアメリカ人と過程を想像する日本人
マジシャンの話。

アメリカ人ってのはイリュージョンに代表されるように大掛かりなマジックを好む。ザッツエンターテイメント的な。わーーーー!ってなる感じ。
それに対して日本人ってのは、例えば、紙のチョウチョがマジックで飛び始めて、そのチョウチョが2匹になったら、「夫婦かな?」って思うし、そのうちの一匹が動かなくなったら、「死んじゃったのかな?」って感じる。
そういう、マジックの部分(紙が飛ぶ)だけじゃなくて、マジックで表されている物語(2匹になったり、動かなくなったり)を勝手に想像して、感じられる民族なんじゃないかって。(詳しくはそもそもプロマジシャンというものは(略してそもプロ)にあるとこのこと)

だから、ヒロキがマジックを作るときは「なぜ、そうするのか?」を問うらしい。
どうしてお客さんにカードを切らせるのか、どうしてそこで予言マジックをするのかとか。マジックに呼ばれるときは、前提(weddingとか、ショーとか)がある。なるべく、それと結びつくようにマジックを構成してるって言ってた。
仕掛けと必然性
それは僕も同じだなって思った。自分でリアル脱出ゲームもどきを作ったときに一番考えたのは謎の必然性。SCRAPのリアル脱出ゲームに参加したときに「なんで数式といたら鍵のヒントがもらえるんだろう?」って僕は疑問に思っちゃったから。だって、本当に閉じ込められたらそんなことありえないだろって。必然的じゃないだろって。
そういうところが気になったから、なんでこのアイテムなのか、なんでこの謎なのか、裏にぜーんぶストーリーと意味付けをして作った。

それがどこまで成功したかっていえば、きっと失敗してるんだろうけど、僕はとても共感した。必然性、前提と文脈、民族性、そういうところを考えて僕はもの作りたいんだなってあらためておもった。

日本におけるARGはお祭りだってことも書きたかったけど、とりあえずこのへんで。
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