2011年10月15日土曜日

だけど、僕は君を想う

人はこころの全てを言葉にして伝えられるわけじゃない
人はことばの真意をすべて受け止められるわけじゃない

伝えたかった想いはとどかなくて
やさしさがまちがって突き刺さることがある


どうしようもなく不安なときや
どうしても弱い自分がいて
だれかを疑ったり
だれかに怒りを覚えたりすることもある

みんな自分が幸せでありたくて
でも、みんなだれかに幸せであってほしくて

その板ばさみで

想いが絡まって、想いがすれ違って
やさしさとは正反対の結果が生まれることがある
こころにもないことを口にすることだってある


そういうのが悲しくて
そういうのが辛くて
みんなが幸せであってほしいなと思ったけど
そんな想いもまた絡まって、すれ違って
人を傷つけた


まっすぐな想いはどうして人を傷つけるのだろう
まっすぐな想いはどうして届かないのだろう


まよってまよって、それでもまたまよって
うまく言葉にならない想いと
うまく想像できない未来を抱えて
今日もまた月を見上げる


未来を描くということ
今を決断するということ
ずっとずっとひとりで歩んできたから
そこに他の誰もいなかったから
本当は誰かと考えるべき未来すら僕はひとりで考えていた
そして、僕の未来は僕独りっきりだと知った
でも、気づいたときにはもう遅かった


ごめんねの返事はごめんねじゃないんだってはじめて知って
ぼくはごめんねの意味をずっと考えている


ずっとずっと考えている
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1 件のコメント:

  1. これ、みよっこが書いてるの?これ好き!これが歌だったらもっと好き。情景が浮かんで、自分の場合だったらどう思うだろうって考えられる詩が好きー

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