2012年7月6日金曜日

ドキドキしながら廊下を走って、僕は青い風を感じてみる


イベントってどこからどこまでをいうのか分からないけれど、たぶん、人から見ればイベントだって思われることをたくさん作ってきた。

でも、たぶんいろんなコトが重なって、作りたいもの、作りたい雰囲気、味わいたい感情とか、そういうのがごちゃまぜになって、ただ、作ることに集中して、人と交わることを避けるようになってた。


今日、ひとりひとりにメッセで、どろんこ大運動会のお誘い文を書いていたら、なんか楽しくなった。3年前に、自分でリアル脱出ゲームもどきを作ったときに、ひとりひとりに招待状を送ったときみたく、ひとりひとりの顔と名前を浮かべながら、文章を書くと楽しくなった。
レスが返ってくると、それがお断りでも、参加でも、なんかうれしかった。

昔はそうやってドキドキしながらイベントを作っていたんだ。
人を誘うのが怖くて、メールできなくて、でも頑張ってメールしたり、
一人じゃできないから、友だちを仲間に入れたいけど、言うのが怖かったり、
そういう不安とか恐れを抱えながらイベントを作ってきたんだ。

だけど、いつの間にか、誘ってくれる人が増えて、仲間ができて、僕は作ることに集中するようになった。もっともっと楽しいものを作りたかったから、そこに集中するようになった。そしたら、いつの間にか、楽しいものが作れなくなっていった。
いや、個人的にはいいものができてると思ってるし、来た人も楽しそうにしている。でも、きっと、僕が描いていた未来とはすこし違っていた気もする。


ドキドキして、
ワクワクして、
明日が待ち遠しくて、
明日が来るのが怖くて、
準備ができてなくて、
当日テンパって、
反省して、
でも、また新しい企画をして。


そんな青春チックな時間を送りたかったのに、そうじゃなくなっていた。

僕が作るものは、1万人が熱狂するわけでも、100万人が涙をながすわけでも、 1億人が知るわけでもない。たった数十人がはしゃぐだけだ。
でも、それでいい。とりあえず、それでいい。そういうのがあったっていい。

1万人を熱狂させたり、100万人の涙を誘ったり、 1億人に知らしめたり。そういうの、作ってみたいっていう野心は、最近大きくなってきたけれど、それとこれとは別なのだ。その気持ちをここには持ち込んじゃダメなのだ。


そうやって、いつの間にか絡んでしまった気持ちを1週間かけてすこしずつほぐした。
ま、とはいえ、いまだにショックから立ち直れてないし、僕がイベント作る意味なんてあるのかなって思いはするけれど、どろんこ大運動会と制服パーティはやってみたいと思ったから、しんどいけれど、やってみようと思った。


これが29歳の青春なんだなって思った。
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